2017年06月 / 05月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫07月

2012.02.26 (Sun)

淡島千景さん

年末から何度となく淡島さんのことが気にかかっていた。
お元気かな・・。

2月16日の逝去のニュースにショックを受けた。
そしてなかなかブログが書けなかった。

初めてお会いしたのは15年ほど前になる。

出雲市に文化庁出身の西尾市長が誕生してから数年間、毎年のように
大女優さんをお招きする行事が続いた。

その年は、呉服業界が特に淡島さんのご招待を要望したということだった。
そして話し相手として小田温泉の女将を、と言って下さったらしい。

着物への興味が薄れつつあることへの危機感だったと思う。
第一印象のなんと素敵だったことか。

穏やかで、優しそうで、とても謙虚な雰囲気があって、
内心驚いてしまった。

70歳を超えていらしたが、日本女性ってほんとに美しいと思った。

東京へお帰りになってから、上等のお菓子と共に丁寧なお便りを下さった。

その中には、自分はトークショウは苦手であり、どんな感じになるかと心配していたこと、
あなたがいて下さって本当に助かったと書かれていた。

真心こもる内容で私はすっかりファンになってしまった。
とは言うものの、ほとんどがお電話でお話をしたりお便りだったりなのだが。

ちょっとした季節の果物などをお送りすると「こんなにおいしいものが取れる
出雲にまた行ってみたい」とおっしゃっていた。

舞台のご案内もよく頂いた。

近年の主演映画、「故郷」と「西へ」という2点のDVDを取り寄せて一人で見た。

どちらも誠にユニークな内容で、ああこの監督さんは淡島さんを大好きなんだな・・と思った。

2点とも心の通う仲間を失った老女〈どちらも77歳の役だった〉が、
くよくよせずに、一念発起して次の人生を逞しく生きてゆく内容だった。

タバコを吸うのも、お酒を飲むのも、きりりとした着物姿も
とても淡島さんらしく素敵で、でもちょっぴりさびしそうな・・

つくづく、もう一度お会いしたかった。

HANZOさんのスサノオを聞いていただきたかった。
いまでもお送りしたらすぐお電話でお話ができそうな気がする。

御冥福をお祈りいたします。

テーマ : 伝えたいこと - ジャンル : 日記

02:23  |  つれづれ
 | HOME |