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2012.08.22 (Wed)

小田温泉の仲間たち

8月いっぱいでY君が店を変わることになった。
彼は板長のもとで10年。実によく頑張ってくれた。

以前、はたご通信に書いたこともあったけど、
ほんとに声を荒げたり、怒った顔をすることがなかった。

さりとて緊張してるようにも見えないので、
誰もが楽に接して、ものを頼みやすく、なんだかいつも
そこにいてくれるのが当たり前のような気になっていた。

5月の末、「女将さん、ちょっとお時間を取って頂けますか?」
と言われた時も、店を出ることになるとは思わなかったので、

実際驚いたのだが・・
内心では、10年の区切り、いつあってもおかしくないことなのだ。

板長でない限り、職人さんは次の段階を考える。
いや、板長だって自分の店を考えるときはあるのだ。

8月の大忙しを乗り切ってから・・ということにさせて下さい、と言った。
よその店もその忙しい時に来てほしかろうに・・と思うとジンとした。
急思い付きではない、という事だろう。

よーく話し合って、承知した。

Y君は10年前、カナダから帰国し本物の日本料理を学びたい、と
小田温泉に応募してきた。

仲間や私達との相性というものもあるだろうが
ほんとに明るく屈託のない性格で、〈と、私は思っている〉

親御さんをはじめ親戚の方々、親しい友人たちが小田温泉を
とても御贔屓にして下さった。

それはどのスタッフも同じで、みんなが家族に愛され、
仲間に親しまれているということなのだ。

小田温泉にとっての一番の宝物はこの共に働く仲間たちだと
いつも誇りに思っている。

Y君が出ると決まってから、余計に日々の仕事に感謝している。
今までの道のりの、山ほどの忍耐。受容。

ああ、いつも、こんなに早く出勤して忙しく動き回っているんだ・・
これも、あれも・・ほめたいことが、いっぱいある。

Y君はどこへいっても人を大事にし、大事にされるだろう。

小田温泉は出身学校のようなもの。
10年も、20年も続く同窓会があるようになかまの意識はかわらない。

ホップ、ステップ、ジャンプ。

でこぼこ道もけっこういいもんよ!
Y君、心から、有難う。

そして、いつも平らな気持ちで接してくれる
小田温泉の仲間たちに深く感謝している。





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