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2014.10.16 (Thu)

セイタカアワダチソウ

野草の現場に大きな変化がおきています。

最近、セイタカアワダチソウが少なくなってきた、と
思いませんか。

つい先年までは日本中の土手や休耕地は
この花で埋め尽くされているように
見えていましたが・・・
どうしたことでしょう。

実は「驕れるものは久しからず」のたとえ、
それに近い現象が起きているようです。

外来種のこの植物は日本に定着するやいなや
瞬く間に、深く根を張り巡らし

その根から毒素を出し続けて
次から次へと本来の野草を駆逐していきました。

そして数十年、周りが自分たちの仲間ばかりになってきたとき
今度は自らの毒素によって滅び始めた・・というのです。

そして、その勢いが衰えた所に何が育ち始めたかというと
日本の古来種、ご存じススキやカヤなんです。

ススキはやカヤは植性の順序としては最後に出てくる種です。
そして深く広く根を張り、地面をささえます。

もちろん、セイタカアワダチソウの蓄えの中には
生きていくために必要な栄養成分もあるのですから

これらの成分は利用し、毒素は中和しながら
どんどん広がってきています。

ススキやカヤがすぐれているのは
その周りにコスモスやユリ、様々の野草たちが
共存できる事なんです。

どうですか、日本の本当の姿に似ているではないですか。
嬉しくなってしまいますね。

あ、それからセイタカアワダチソウが
花粉症のもとになっていたという噂は冤罪だそうです。

日本の大地はほんとに優しくて強い。
ススキやカヤはセイタカアワダチソウをやっつけたんではなく
時期を待っていたんですね。

そして彼らを根の中に受容してもっと強くなったということです。
自然に学ぶとは、きっとこういうことでしょうね。


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