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2015.04.07 (Tue)

ねがわくは・・

ねがわくは 花のもとにて春死なむ
そのきさらぎの 望月のころ

昭和の終わりから平成のはじめにかけて5年間
小田温泉の繁盛を牽引してくれた先代の料理長が
57歳という若さで天のふところに還りました。

惜しまれてなりませんが花の道を
涙で曇らせるのはやめておきます。

この花の盛りの4月6日を私たちは忘れません。

ICUにいるのを見舞ってから意識は戻らず
一週間。
引きも切らず訪ねてくれる身内や知人との
別れの時間を頂いて、実に安らかな顔で永の眠りにつきました。

本人の心は推し量りようがないけれど
長い闘病生活だったと聞きました。

こんなにも多くの人が驚き涙して心を寄せてくれるのを
どんな思いで見たでしょう。

みんなの愛が行く手を照らしてくれます。

どんなに大事に思われ、仲間として友人として愛されていたか。
夫として、お父さんとして、おじいちゃんとして
なくてはならない存在であったか。

子供たちが
「お父さんのわきに包丁を挟んであるのよ」といいました。
「お父さん、料理大好き人間だから」

ああ、みんな覚悟していたんだな、と
最大の努力と協力ををしてきた家族をたたえたいと思いました。

うちの娘たちにとってはかつて、いいお兄ちゃんであって
若女将も京都の娘も絶句して泣きました。
彼の子供たちは私にとっては孫と変わらない。

出会う時期によってその仕事と相性によって
1+1が2であったり100になったりします。

彼との出会いは間違いなく後者であり
何より感謝するのは
今の料理長との縁を結んでくれたこと。

当時幼かった子供たちもみんな立派な大人になり
お母さんをしっかり支えてくれています。

この世で会えた縁に感謝して
深く哀悼の意をささげます。 

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如月について。太陰暦では
月の運行で一月を数えてゆくと日が余ってしまいます。
月の満ち欠けは29日とか30日ですから。
そこで何年かに一回はうるう月というのを作って
13月としたようです。
ちなみに今年の如月〈2月〉15日は4月2日だそうです。
日本中花盛りでしたね。




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