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2015.10.21 (Wed)

皇后さまのお言葉

10月20日
今日は皇后さまのお誕生日です。

毎年発表されるお言葉を楽しみにしています。
宮内庁から配信された一部をご紹介します。
途中からです。

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 平和な今の時代を生きる人々が、戦時に思いを致すことは決して容易なことではないと思いますが、
今年は私の周辺でも、次世代、またその次の世代の人々が、各種の催しや展示場を訪れ、
真剣に戦争や平和につき考えようと努めていることを心強く思っています。先頃、
孫の愛子と二人で話しておりました折、夏の宿題で戦争に関する新聞記事を集めた時、
原爆の被害を受けた広島で、戦争末期に人手不足のため市電の運転をまかされていた女子学生たちが、
爆弾投下四日目にして、自分たちの手で電車を動かしていたという記事のことが話題になり、
ああ愛子もあの記事を記憶していたのだと、胸を打たれました。

若い人たちが過去の戦争の悲惨さを知ることは大切ですが、私は愛子が、悲しみの現場に、
小さくとも人々の心を希望に向ける何らかの動きがあったという記事に心を留めたことを、嬉しく思いました。

 今年、陛下が長らく願っていらした南太平洋のパラオ御訪問が実現し、
日本の委任統治下で一万余の将兵が散華したペリリュー島で、御一緒に日米の戦死者の霊に
祈りを捧げることが出来たことは、忘れられない思い出です。

かつてサイパン島のスーサイド・クリフに立った時、三羽の白いアジサシがすぐ目の前の海上を
ゆっくりと渡る姿に息を呑んだことでしたが、この度も海上保安庁の船、「あきつしま」から
ヘリコプターでペリリュー島に向かう途中、眼下に、その時と同じ美しい鳥の姿を認め、
亡くなった方々の御霊(みたま)に接するようで胸が一杯になりました。

 戦争で、災害で、志半ばで去られた人々を思い、残された多くの人々の深い悲しみに触れ、
この世に悲しみを負って生きている人がどれ程多く、その人たちにとり、
死者は別れた後も長く共に生きる人々であることを、改めて深く考えさせられた一年でした。

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国民を思い、寄りそい、大きく抱擁して下さるお心に
心より感謝申し上げます。

ぜひ全文をお読みください。
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