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2016.08.09 (Tue)

陛下のおことば

8月8日

日本中がむせるようにな暑さに包まれた今日
様々なニュースの飛び交う中で
最も大きな話題は天皇陛下のおことばでした。

ゆっくりと丁寧に、しかも優しい表情で
国民に向かってお話しくださった。

お聞きしているうちになんだか涙があふれてきて
しきりに仁徳天皇のお歌が思い出された。

仁徳天皇が高津宮においでになる時
高台から眺めてみると
人々の家から煙が上がってないのに気が付き
都でさえこうなら地方はもっと貧しいに違いないと察して
すぐに税金を取らぬようにせよ、と命じられる。

天皇の宮の修復もおやめになる。
徴税をやめて3年、かの有名なお歌が詠まれたのです

高き屋にのぼりてみれば けぶりたつ
民のかまどは賑わいにけり

そしてその後もしばらくは徴税をなさらなかった。

天皇陛下が皇太子さまで
終戦時には12歳。その12歳の少年が
「これからの日本の将来は自分の肩にかかっている」
と作文にお書きになった。

天皇陛下になられてからの
お姿をみれば、ご自分の肩に背負われたものの
大きさと重責がいかなるもので在られたか
今日のお言葉でひしひしと伝わりました。

全身全霊で国の平和と国民の安寧をお祈りくださり
喜びの時も、悲しみの時も
人々に寄り添い、慰め、その思いを察して下さる。

政治にもの申す権限は有していない。
とおっしゃるお気持ちが胸に迫ります。

今の日本の進む道にいかがなものかといえない。
生前退位のお気持ちはおありだけれど
それ以前に
政治経済の指導的立場にある人は
国民の暮らしをよく見て
その生活が成り立つように
常に気配りがあってほしいと強く願っていらっしゃる。

またご自分の生き方を通じて
次期天皇にも同様のみちを歩んでほしい、
今のうちに引き継ぎをさせてほしいと
願っていらっしゃるように感じました。

戦争などとんでもないのです。

深いお心で最高のタイミングで
現憲法下で象徴天皇であるお立場を肯定し
天皇の政治利用をけん制なさったのです。

海外にも同時に伝わっているはずですので
日本の天皇は戦争を望まないと広く伝えられることでしょう。







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